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日経ビジネス「イギリス史10講」




昨年は、

ウィリアム王子とキャサリン妃の間に

ロイヤルベビー・ジョージ王子が誕生し、

様々な話題を振りまいた英国。



先史時代から現代まで、

国がどう形づくられてきたかを解説する

『イギリス史10講』に目を通すと、

そんな英国の「今」がより深く理解できる。



幾つかのキーワードが浮かび上がる。

1つは「礫岩(コングロマリット)国家」。


ケルト、ローマ、ゲルマン、バイキング、ノルマンの血が

混じり合った人民に多様な宗派、

イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドからなる連邦国家。


歴代の王たちは文化の

衝突と融合を繰り返しながら

非均質な国に向き合ってきた。

中庸、寛容をもって多様性を受け入れてきた歴史は、

今の王室の立ち位置にも影響していることが分かる。



また、別のキーワードが「グローバル化」。

地球規模の一体化は最近始まったものではない。

16世紀に第1の、産業革命期には第2のグローバル化があり、

今迎えているのは第3のグローバル化

英国はいずれも積極的なアクターで、

英国史を通じて日本史、世界史に新たな視点が得られる。



例えば産業革命は、

インド高紗の輸入増による貿易赤字に悩んだ

英国の政治経済的な「解答」でもあった。

英国は”戦略商品”として綿布を大量生産するようになり、

英国型資本主義の世界システムに組み込まれた日本は、

日英修好通商条約締結の40年以上も前から、

その戦略商品を輸入していたのである。



最新の学術成果を盛り込みつつ、

エピソード豊富で読み物としても面白い。

「冬のライオン」「ブレイブハート」「タイタニック」など

英国を舞台とする多くの映画に言及し、

壮大な歴史を身近なものと感じさせる。



=>イギリス史10講はコチラから


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